「水俣」から「福島」へ 津田敏秀先生 講演会
疫学ってなに? ?疫学は個人の被害を語れない?
50年経っても解決できない水俣病事件。
水俣病で起きたことが福島第一原発事故で繰り返されようとしています。
被害を否定する、被害を小さく見せる、患者を放置する、補償を低く抑える・・・。
こうした場面で「医学の専門家」は重大な役回りを演じてきました。
水俣病認定制度や新潟第3次訴訟などの裁判で、国、県、昭和電工、チッソはごく狭い“医学的知見”をたてに疫学を否定して、
水俣病患者として認めてほしいという訴えを退け、また国・行政の責任を免罪してきました。
水俣病事件で国や加害企業側の主張のどこに誤りがあるのか、それを知ることは福島の放射能被害を考えるうえで大きな助けとなると思います。
津田敏秀先生は公害被害の把握には疫学が重要であると訴え、そこに関わる医学者の功罪を厳しく指摘してきました。
水俣病事件の本質を知るためにも、福島の放射能被害やこれから起きうる環境汚染から私たち自身、
家族、子どもたちを守るためにも津田先生のお話をお聞きください。
日時:6月30日(火) 18:30 - 20:00
場所:
クロスパルにいがた(新潟市生涯学習センター)
参加費:入場無料
津田敏秀先生のプロフィール
1958年生まれ。医師・医学博士。岡山大学大学院環境生命科学研究科教授。専攻は疫学、環境医学、因果推論、臨床疫学、食品保健、産業保健。著書:『医学者は公害事件で何をしてきたのか』(岩波現代文庫)、『医学的根拠とは何か』(岩波新書)、『医学と仮説―原因と結果の科学を考える』(岩波科学ライブラリー)、『市民のための疫学入門―医学ニュースから環境裁判まで』(緑風出版)
主催:新潟水俣病患者会 新潟水俣病第3次訴訟弁護団 新潟水俣病第3次訴訟を支援する会
お問合せ:080-5008-6644(萩野さん)
(posted by Ben
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