2013年 07月 19日
東電社長「新潟知事と着地点見つけたい」 柏崎刈羽原発で
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東電社長「新潟知事と着地点見つけたい」 柏崎刈羽原発で(日本経済新聞 7月19日)
東京電力の広瀬直己社長は19日に記者会見し、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)6、7号機の再稼働に向けた安全審査について、「地元の理解を踏まえて早く申請したい」と改めて意欲を表明した。再稼働に慎重な新潟県の泉田裕彦知事に対しては「話をして着地点を見いだしたい」と再会談を急ぐ考えを示した。
泉田知事は原発の新規制基準が義務付ける「フィルター付きベント(排気)装置」の設置について、原子力規制委員会への申請前に地元の了解を得るよう主張。今月5日の両者の会談は物別れに終わり、今も再会談のメドはたっていない。
広瀬社長は記者会見で、泉田知事の了解前に申請する可能性について問われ「(そのようなことは)なくありたい」と述べ、まず泉田氏との再会談を最優先する考えを表明。知事が海外出張から帰国する今月22日以降の再会談に向けて調整を進めているという。
管理職の離職に歯止めをかけるため1人あたり10万円の一時金を支給する方針も表明した。約5千人が対象で、総額約5億円を22日に支給する。東電は福島第1原発事故以降に退職者が急増。12年度は約700人が依願退職し、うち約4割が管理職など中核業務を担う社員だった。
ただ電気料金を値上げしたほか事故の賠償が進まないなかでの支給は批判を呼ぶ可能性もある。広瀬社長は「(震災被災者らが反発する)可能性はあるが、社員が気持ちよく仕事ができるようにすることも大事」と強調。10万円という金額の効果については「元気になってほしいというメッセージを込めた」と話した。
(posted by Ben 10people10color)
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