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No nukes! Niigata!

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2012年 01月 19日

「妥当」なのか、「乱入」だったのか

ラジオから大相撲のハイライトが聞こえてくる。
去年の今ごろ、相撲界は八百長報道を巡って揺れに揺れていた。
私は思い返してみる。
相撲界も、政府も官僚も東電も、ある意味では同じかも知れない、と。
それは、自分のマイナスはそれがどのようなものであれひたすらに隠そうとする、という意味においてだ。
乱暴に捉えてしまっただろうか。

去年の今ごろだと思うが、私は口ロロ(クチロロ)の「あたらしいたましい」や「ヒップホップの経年変化」を繰り返し聞いていた。彼らの『CD』発売記念ライブはユーストリームで生中継された。その模様に感激したことを思い出すのはそれほど困難ではない、とても新鮮な経験だったからだ。しかし思うに、1年前はツイッターも、ユーストリームも、ユーチューブも、それぞれ使ってはいたが、それほど多い頻度ではなかった。
ところがどうだろう、今の頻度は桁違いだ。少なくとも私には既に完全に不可欠なものとなっている。
3.11以降何度ユーストリーム番組チャンネルの取り合いを家の中でしたことだろう。

別なニュースが聞こえてきた。
阪神大震災から17年が経過した。
私はふと思う。
17年後、3.11の被災地は、福島は、どのようになっているのだろうかと。
私の考え方が悪いのだろうか、特に17年後の福島をどこかポジティブに捉えることができないでいる。
そして、生じたギャップのようなものを埋めようと私は頭の中でもがくのだ。

話は変わるが、下は昨日のニュース。
大飯原発の耐性「妥当」 保安院素案 意見聴取会は混乱(asahi.com 1月18日)
「妥当」とは到底思われない面々が「妥当」でない結論を出してしまっている。(asahi.com はたまたま上に紹介しただけで名指しするものではない)具体的にどのメディアかは分からないが、意見聴取会に市民が詰めかけたことを「乱入」と報道したメディアがあったようだ。
「乱入」は適切な表現ではなかった。それは当時の映像(生中継された)を見れば明らかである。少なくとも私はそのように判断する。ちなみに、意見聴取会は少なくともIWJによってユーストリームで生中継されていた。
強引だが、ここで考えたいのは、私たちは、特にツイッターやユーストリームなどを通して、そのような情報に直に触れることができる(もしくはできるようになっている)ということだ。そして、そのようにして得られる情報が、どのようなものであるかということについて、個々に判断を行えるということである。

「妥当」なのか、「乱入」だったのか_d0235522_23262153.jpg長くなったが最後に一言記すと、最近『自由報道協会が迫った3.11』を読了した。
自由報道協会には、当ブログでもよく紹介する田中龍作さんOurPlanet-TV(白石草さん)も参加している。同協会が、3.11を巡って、福島原発事故の報道を巡って、日本が世界が必要とする情報を提供し続けてきたメディアの1つであることに疑いを覚える者は最早いないだろう。非常に読み応えある内容の濃い1冊だった。

(by Ben 10people10color)

by nonukes_niigata | 2012-01-19 23:42 | 2012年1月コメント


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