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No nukes! Niigata!

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2011年 12月 19日

余韻2

余韻2_d0235522_22374188.jpg「電気が足りる足りないの問題じゃねえんだよ」
「電気がなくても生きていけるけど、自然がなかったら生きていけないだろ」

humanERROR by Frying Dutchmanの歌詞です。この歌については既に紹介しているのですが、再び紹介します。聞きたかった言葉に触れることができると思います。まだ聞いたことのない方はぜひ試しに聞いてみてください。

私が住む新潟市も雪で白く覆われています。外は寒く、風が強く、遠くから除雪車の動く音が聞こえてきます。焼き芋屋も今日は休みのようです。

果たして今起きていることは本当に現実なのだろうか、私がこれまで生きこれからも生きていくこの社会の中で本当に原発事故が起きたのだろうか、という風に思う時が多々あります。SF小説や、ディストピア(理想郷=ユートピアの反対)小説の中にいるような気がしてならない時があるのです。パラレルワールドがあるとしたら、私は決して来てはいけない側に来てしまっている、というような具合に思うのです。3月以降何度このように思ったことでしょう。

今日私は日本経済新聞を読む機会がありました。映像は目に焼きつき音は耳に残りもう忘れられない、あの「ただちに人体への影響はない」を連呼していた枝野現経産省長官の、トルコへ原発を輸出するのは有益とする旨のコメントが写真と共に掲載されていました。それを読んで腹立たしくなりました。これくらいのコメントでイライラしていたらきりがないから感情を抑えるべきでしょうか。いえ、決してそうではないと思うのです。今必要なのはしっかりと反応し「ノー」の声を上げることではないでしょうか。日々忙しいのでそれがあるいは一番面倒で困難なのかも知れません、しかし今それをしなければ後でいったい何がどうなるというのでしょうか。

1つ思うことがあります。これもまた3月以降何度も想像したことです。それは、寅さんだったらどうするだろうか、ということです。私は「男はつらいよ」シリーズがとても好きで以前レンタルで全て観たことがあります。寅さんだったら、おいちゃんやひろしやさくらやたこ社長に押さえつけられながらも、福島まで原発の所長に直談判しに行こうと懸命に踏ん張るんじゃないかと思うのです。あるいは行き先は東電本社や国会議事堂かも知れません。「だってみんなあんなに困ってるじゃないか!俺がちょっと行ってあいつらにガツンと言ってきてやるよ!」なんて言いながら。例えが悪いかも知れませんが、今起きている問題の根っこにはそれくらいシンプルな要素があり、それくらいシンプルな行動が本当に必要なのだと思うのです。

なぜ寅さんを私は例に挙げたのでしょう。年の瀬で今年が寅年だということを思い出したからかも知れません。小さい頃正月になると家族みんなで初詣をした後に古町モールの映画館で寅さんを観たことを思い出したせいかも知れません。下手くそに例を挙げたなりに分かることは1つです。私が思うに、いや別に私が思わなくても、寅さんは登場人物それぞれの愛情が絶妙に交差する愛の映画だからです。

「ラブなんだよ。愛なんだよ」
「ラブって言ってみろ。愛って言ってみろ。愛って言ってみろバカヤロー。だからバカヤローって叫ぶんだ」

余韻2_d0235522_22375741.jpg私たちの地域を私たちの地域たらしめているものは何でしょうか。それはきっと田んぼや畑や草や木や花だったり、川だったり海だったり山だったり、電柱だったり建物だったりするでしょう。そしてそれらと共に私たちがいます。そこから私たちの日常が生じています。日常は普段(不断)で、それぞれが日々様々な気持ちを抱きながら何気なく進んでいくものですが、それを失うとどうしようもないほどに切ないものだろうと思うのです。それは日常から、何気ない感情(=愛情)から私たちの生活の全てが始まっているからです。何度でも考えましょう。今、そういう日常が奪われるという非常なことが起きていませんか。いつもとは明らかに度合いが違って、優先順位を大きく変えてでも取り組まなければならないことが近くで起きていませんか。そして、行動しましょう。余韻2_d0235522_2361556.jpg私たちと、次の世代の為に。私たちと、次の世代を、私たちと、次の世代足らしめる、共にあるものの為に。

reflection eternal by nujabes(4:03)
like a electric stone by Yann Tomita(2:59)

(by Ben 10people10color)

by nonukes_niigata | 2011-12-19 22:46 | 2011年12月コメント


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