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No nukes! Niigata!

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2011年 07月 05日

1、放射能がこわい(tsubo23)

放射能は危険だ。
この大前提を理解してもらえないと、原発についての議論は頓挫してしまう。

『フクシマの事故で、放射能で死亡した人っている?』
こう聞かれると、
『まだいない』
としか答えられない。

『心配し過ぎなんじゃない?』
と言われると、
『そうかもしれない』
と思うこともある。

目に見えず、においもしない。
吸ったからといって即死するわけでもない。
しかし、確実に存在していて、

今も、私たちのまわりを漂っています。

残念ながらフクシマと空が、陸が、海がつながっている以上、
私たちにとって、放射能はあまりにも身近な存在になってしまいました。
そして、いまだに事故は収束せず、放射能をまき散らしています。

ではどのくらい危険なのか。
正直わかりません。
僕には実体験もなければ、苦しんでいる人が近くにいるあけでもありません。
しかし、チェルノブイリの、ヒロシマ、ナガサキの入市被曝者のかたの証言VTRなどは見ることができます。そして、そのデータとフクシマを比較することはできます。今は大変便利な時代です。調べようと思えばインターネットでいくらでも詳しく調べられます。あとは自分で判断するしかありません。自分で調べずに、TVで言っていることを鵜呑みにできるほど、今の政府、メディアは信頼できるでしょうか。

TVでもはっきりしていることは、
今の日本の基準値は、国際的に比較して非常に高い。(単純に見ても20倍)
被曝に基準値はなく、経済活動において支障のない値での『我慢値』として基準を決めているだけである。
放射線は浴びた分だけリスクが高まる。(もちろん内部被曝は外部被曝よりとんでもなく高い)
放射能が原因の病気は遺伝子レベルの破壊によるので、癌だけではなく、留まる箇所によって様々な問題を引き起こす。
被害の割合は絶対で、何万人のうち何人というかたちで発病し、これは命をくじ引きにかけているようなものである。

僕の見た範囲では、現在ではこのくらいのことしか認識できていません。
もちろん専門家によってはそれでも『大丈夫』だと言います。しかし、その専門家の方々の今までの、そしてこれからの研究費はどこから出ているのか。その大丈夫が信頼に値するものか。これまでの政府、東京電力の対応を見て来てどう感じているでしょうか。僕ははっきり言って信用できない。

僕が見た情報や映像から判断するには放射能は非常に危険なものだと思いました。
フクシマに、現在人が住める環境だとはとても思えません。
それこそ個人差もありますが、どんなに低い値でもただの我慢値です。子供に強要させていいわけがありません。
しっかりと親が調べ、危険だと思えば子供が嫌がってもしなければならないことがあると思います。
今の政府の対応では被害者が膨大な人数になると指摘する専門家もいらっしゃいます。

いつ大きな災害が訪れるでしょうか。
いつヒューマンエラーが発生するでしょうか。
国民が信頼できるほどの技術を、日本は持っていたでしょうか。
そして中型の地震は全国で頻繁に起こっています。
100%安全な原発はありません。
こんな不安はもう嫌です。

放射能をなくすには原発を、核兵器をなくすしかありません。
現存しているものは安全に処理し、かたく封をするしかないのです。

自分の子供にこんな不安な思いはさせたくありません。
僕らの世代で、なんとかこの非倫理的な体制を終わらせるめどをたたせたい。
そう思うのはごくごく普通のことではないでしょうか。

tsubo23

by nonukes_niigata | 2011-07-05 07:28 | 原発がいらない理由


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