2013年 07月 09日
柏崎刈羽原発:安全審査申請見送り 「言い分正しい」 県内、知事に賛同の声
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柏崎刈羽原発:安全審査申請見送り 「言い分正しい」 県内、知事に賛同の声(毎日新聞 7月9日 地方版)
東京電力は8日、柏崎刈羽原発6、7号機について、原子力規制委員会への安全審査の申請を見送った。東電は泉田裕彦知事との再会談を目指して県と交渉中で、今後の申請の予定は決めていないという。【高木昭午、真野敏幸】
地元、柏崎市の柏崎商工会議所の柳清岳(きよたけ)専務理事は「安全審査の申請延期は正直言って残念。発電所の現在の安全対策が、国の基準に適合しているかどうかの確認は、再稼働以前の問題として、速やかに行ってほしい」と話した。
一方、新潟市の篠田昭市長は8日の定例記者会見で、「基本的に泉田知事の言っていることは正しい。県民(の声)を代弁している」と同意を示した。篠田市長は同原発からは県内に給電されていないことを強調し、「東電の信用が回復されない中、首都圏の電力のために我々がリスクを負うだけ。(再稼働を認めることは)相当ハードルが高い」と話した。
新発田市の二階堂馨市長も同日の定例記者会見でこの問題について質問され、「東電側は、まず地域に声をかけてから行動すべきだったと思う」と話した。
反原発団体「刈羽村生命を守る女性の会」の高桑千恵さん(67)は「地元の了解のない申請は問題で延期は当然だ。ただ今後、結局は了解なしで申請しそうで心配だ」と話した。「地元の発電所幹部は従来、自治体に配慮した慎重な発言を続けていた。今回は(東電の)東京の取締役会が申請方針を決めたのではないか」と指摘した。
(posted by Ben 10people10color)
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