大飯原発運転再開について
NHKが行った世論調査を見てみました。
大飯原発の運転再開について
おおい町
「賛成」「どちらかといえば賛成」合わせて
54%
周辺自治体と大阪市
「反対」「どちらかといえば反対」それぞれ
60%と
62%
ここまでは大きく報道され、地元住民には一定の理解を得たような印象です。
しかし下記の項目の回答を見るとそこに何とも言えぬ気持ちの悪いものを感じます。
重大な事故が起きる危険性をどう感じているか
「危険性が大いにあるので不安だ」「危険性がないとはいえないので不安だ」
おおい町では合わせて
71%
周辺自治体と大阪市では
84%
みなさんはどう感じるでしょうか。
おおい町と周辺自治体、再稼働では真逆の回答でありながら危険や不安はほとんど同じスタンスに留まっている。
70%の人が危険で、不安であると思いながら
50%の人が再稼働に賛成しているおおい町。
ここに疑問や理不尽さを感じない人がいるでしょうか。
収入のためやむをえない。
これは一見地元住民の了解を装った
『脅し』であることは間違いが無いと思います。
収入、交付金、税金、あらゆる地元の『生活』を掌握し、稼働しなければそれそのものを握りつぶす。これが民意なのか?理解を得ていると言うのか?
これで理解を得ていると言うならば全国の原発が再稼働するのも時間の問題だ。
僕が何を言いたいのか。
電気が足りていても
100%の安全が確保できなくても
福島第一原発の事故が収束しなくても
原発を稼働させたい人達がいて
その人達の権力、財力はとてつもなく強大であり
なんとしてでも再稼働させようと日々圧力をかけ続けている。
そして実際にその方向に向かっている。
ということ。
あれだけの事故が起こったのだから脱原発は民意だ。
日本は良い国だから黙っていても必ず正しい方向へ進む。
と朧げに感じ、声高に『原発反対!』
と叫ぶ必要はないと感じている人達がたくさんいるように思う。
国策に反対するのは活動家達のすることだと言う人もいる。
本当だろうか。
今しっかりと主張しなければ
それこそ全国の原発は再稼働する。
そして日本が地震大国であることは揺るがない。
のんきな独り言で済めば良いが。
(tsubo23)